第1回 こんにちは、僕が番長です
こんにちは。 僕はニッテンアルティというTV-CM制作会社のプロデューサーで櫻木 光といいます。 以前、ここで、「ネットとTV-CMの融合」というテーマで文章を書かせていただいたのが縁で、今年から連載コラムを書かせていただくことになりました。よろしくお願いしますね。 書いていきたいテーマは、ずばり「世直し」です。...
View Article第114回 櫻木光氏×豊原功補氏対談 (番長プロデューサーの世直しコラム100回記念)
クリエイターズステーションきっての人気コラム「番長プロデューサーの世直しコラム」が、この4月で100回を迎えました!...
View Article第102回 仕事はすればするほど
結構、本業が忙しくなってきて、たいそう有り難い話ではあるけれど、最近、大きな仕事で、一日に3件それぞれなんらかの問題が発生して、偉い人3人から別々にこっぴどく叱られた日がありました。 46歳にもなって、日に3回、違う人から叱られると、さすがに叱られ慣れていたとしても凹むものです。...
View Article第103回 麻布十番の焼き肉屋で
先日、会社の外で打合せがあって、久しぶりに麻布十番で終わったので 昔、よく通っていた焼き肉屋さんで晩ご飯を食べようと思ってその店に行きました。 店に入るとなんか変。 お客さんはいっぱい居て、それぞれ、じゅーじゅーと焼き肉を焼いているんだけど、なんか変なのです。みんな無言。 適当に空いている席に座って、注文をとりにくるのを待っていましたが一向にその気配すらない。ん?どうしたの?...
View Article第104回 板挟み商売
どんな仕事でも、仕事の一番難しいところは「板挟み」の状況になる事ですね。 CMプロデューサーをやっていると、本当にいろんな板挟みにあって ぺっちゃんこになるんじゃないか?というくらい圧迫されるものです。...
View Article第105回 原風景
先日、あるトークショーを見に行って、「原風景」の話題になりました。 70年代の原宿をテーマにしたトークショーで、その場合当時の「原宿」が原風景たりえるのか?という話し手の方達のやりとりだったのですが、その「原風景」という言葉がやけに気になって頭から離れなくなりました。...
View Article第106回 恨み言のメールが届いていた。
「あの仕事、演出は○○さんになったそうですね。 ひどいですね。 私の企画で、競合勝ったのに。 社内で、別の演出を立てるつもりなら、 最初から、その人に企画やってもらってください。 私が企画をやる意味がありません。 ○○さんの演出作品を増やすために、私は企画やってるわけではないので。 もう少し、企画演出部の人間の立場を考慮してください。」...
View Article第107回 知らない事ばかりで
今年47歳になったのだけど、 なんかいろんな事をちゃんと知らないし、ちゃんと考えないで生きてきたなあ というような感覚が増幅してきました。感覚というか事実。 スニーカーの歴史とか無駄な雑学とか馬鹿話はいっぱい知ってるんだけど、 大事な事の根本的なところをほとんどわかっていない。 特に生活がインターネットに征服されてからは、ググればわかるだろうと思うようになっていたし、...
View Article第109回 かっこつけないでかっこよくいれるか?
気分の問題だと思う。あくまでも気分。 最近は「かっこつけるとかっこ悪い」という気分だと思う。 お洋服について言うと 今は極端にデザインされた服を来ている人はいない。 なぜかは知らないけど、ものすごく派手で高価そうな服もそんなに売っていない。 僕が20代始めの頃はバブル期真っ只中だったが、 DCブランドブームというのがあった。 デザイナーズ、キャラクターズブランドという意味だったと思う。...
View Article第110回 かっこつけないでかっこよくいれるか? パート2
先月、「かっこつけないでかっこよくいられるか?」というコラムを書きました。 (第109回 かっこつけないでかっこよくいれるか?)...
View Article第111回 仕事に修行や下積みは必要か?
去年暮れ頃のことですが、ホリエモンさんが、下積みや修行を重んじる考え方は間違っているという主旨のコメントをして話題になっていましたね。「今時、イケてる寿司屋はそんな悠長な修行しねーよ。センスの方が大事」 事の発端は、「開店からわずか11ヶ月…素人だらけの寿司屋がミシュランに選ばれた理由」という記事。 大阪にある寿司屋「鮨...
View Article第112回 息苦しい世の中になってきました
なんかね、息苦しいですよね。 ずっと不安でイライラする感じが消えません。 なんでだろう?とまじめに考えています。 コマーシャル映像を作っていてまず感じるのは 予算の心配、利益の心配をしないで作れるコマーシャルは 仕事の大小にかかわらずほとんど無くなってしまいました。 それを端的に表すのは、制作会社でのプロデューサーの評価軸が 売り上げの額から利益額に変わってしまった事です。...
View Article第114回 人とうまく話す
会社の制作の新人の女の子から質問されました。 「なんというか、うまく話せないんです。どうしたらいいでしょうか?」 返答に困ってしまった。 会社の歓送迎会の席で、黙ってるだけの新人の子に 「なんでずっと黙ってるの?なんか面白いこと言いなよ」 と半ばいじわるで言った事への返しがこの質問だったのです。 仕事をしていて思うのは、新人だけでなく大人になっても、打合せ中にずっと黙っている人がいる、ということ。...
View Article第115回 遅刻が死ぬほど怖い
仕事をしていて何が怖いかって、一番怖いのは「遅刻」です。 社外での打ち合わせも、社内の会議でも、撮影でも、何でもかんでも 決められた時間に遅れるということが、僕にはものすごく恐怖なのです。 だから、大体のスケジュールに対して20分から30分くらい早く集合場所に ついていることが多いです。 時間ギリギリに登場することができないのです。間に合うか間に合わないか...
View Article第116回 どうしましょう?
仕事中に若手の社員だけでなく、仕事の出来ない奴がよく使う言葉にものすごくむかつく言葉がある。それは 「どうしましょう?」 という言葉です。この言葉はいかん。なにか仕事を頼んでこの言葉が返ってくると 一発でその人と仕事をすることが不安に変わる。だめだこいつ。 もの凄く難しい局面に立たされたとしても、自分は絶対言いたくない言葉でもある。 夕方から始まった打合せが夜遅くまで終わりそうにない日は、...
View Article第117回 なんちゃらハラスメント
先月、何気なくこのコラムで使った「ヨワハラ」という言葉に反響が大きく、そう思ってる人が多いんだなあと驚いたのだけど、よく考えてみれば、よく会話をする人といえば年齢的に同世代は管理職が多く、そう感じているのは当たり前なんでしょうし、若者からは反論もあるでしょう。 で、「ヨワハラ」をちゃんと定義づけしようという話になって、ハラスメントのことを調べて行ったら、これまた面白いことがわかりました。...
View Article第118回 不安と憂鬱
一緒にバスケをやっている若い人たちからは、「櫻木さん、不安なんて無いでしょう?いいなあ」的な事をよく言われます。 「そんなことないよ」って答えますが「無いですよ~」と返ってくる。 どんだけ能天気に見えているんだろうと不安になりますね。 何となく漠然とした印象ではありますがテレビも職場も友達も「不安」という言葉と「憂鬱」という言葉を よく使うようになってきたなあと思います。...
View Article第119回 表彰してあげるということ
冬のハワイに行くと、海に入るより楽しみなことがあるのです。 ハワイ大学のバスケットボールの試合を観戦しに行くことです。 大学のバスケの公式戦といっても日本の大学の試合とは全然違うんです。 ハワイ大学のチームはNCAA全米体育協会のディビジョン1(トップリーグ)に所属する強豪チームで、多分、全日本より強いです。レインボーウォーリアーズというチーム。...
View Article第120回 なんの根拠もありませんが
なんとなく最近思うことがあって、なんの根拠もありませんが書いてみようと思います。 いつになってもどこに行っても「不安」は消えないんです。 でもその不安の原因を突き詰めていくと、多分、老後に破産してしまうんじゃないか? 仕事やめなきゃいけなくなってから食っていけるだろうか? という不安が圧倒的に大きいような気がします。 僕は奥さんも子供もいませんからまだ無責任にこんな事言ってられるんでしょうけど。...
View Article